株式会社エアー

AIR NOTEデータ利活用シリーズ Vol.2

データをどうやって”富の源泉”にするか
データ利活用シリーズ第2回

データをどうやって”富の源泉”にするか

データは富の源泉とされ、利活用によって業務効率化や市場の優位性を確保できる有用な資源です。由来を辿ってみると、始めは2006年に英国の数学者が提唱し、その後アメリカやイギリスのメディアにより「Data is the new oil.(データは新しい石油)」というフレーズが再び注目を集めました。
実はこの言葉には、データを多く集めただけでは活かせないので適切な加工が必要という意味もあるそうです。

シリーズ第1回では、今年こそ「データを制する」ために必要なことを読み解くべく、成功事例やデータ分析の流れを見ていきました。今回はデータ利活用を進めるにあたり障壁となりやすい「サイロ化」について取り上げます。

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サイロ化とは何か?

いよいよプロジェクトが始まったという時によく問題になるのが「サイロ化」です。サイロとは飼料や穀物を貯めておく倉庫で、窓がなく独立している特徴があります。転じて、縦割りの組織構造により部署やシステムごとにデータが分断され、連携できていない様子をサイロ化といいます。

サイロ化には2種類あり、いずれもデメリットがあります。

  • 組織面:部署間における情報の伝達・共有が不足し、作業や意思決定のスピードが低下
  • システム・データ面:別の部署でデータが重複する、データの形式が違っていて統合しづらい
DX・データ活用を進めるにあたっては、組織とデータ両方のサイロ化問題を解決する必要があります。

解決策

どちらか一方ではなく組織構造とデータの両面からアプローチを行うことがポイントです。

  • 横串型の組織にする
    DX・データ分析のための部門を横断した組織をつくる、マトリクス型の構造を採用するなど、組織の構造を縦割りではなく横割り型にすることで部門間の交流も活発になります。
    企業の在り方に関わるため、経営層の積極的な関与が望ましいです。
  • 社内のデータを統合する
    どの部門にどういったデータがあるのか現状を把握し、会社全体で効率的になるようシステムの見直しやデータ形式の統一を進めます。最終的にシステム同士がうまく連携することも重要です。

大がかりな作業になるため、ノウハウや人的リソースが無かったり社内の調整が難航する場合は社外に協力を要請することも一つの手です。

サービスの紹介

弊社はサイロ化解消に向けてデータ統合・データ連携に取り組む企業を支援するサービスがあります。また、長年データ活用基盤の導入に携わってきた実績があり、実際にデータ連携を支援した事例はこちらからお読みいただけます。

データ統合・データ連携でお悩みがあればぜひ一度ご相談ください。

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